MMA ブログ

MMA 打撃編 (キック)

更新日:

こんにちはakaです。

アメリカの総合格闘技団体、UFCではボクシング+レスリングをベースにしたファイターが主流となってきてるそうですが、パンチやレスリングの技術以外にもキックも使います。やはり試合の主導権を掴む上で必要な打撃だと思います。

 

ローキック

相手をけん制したりフットワークを奪うために非常に有効なローキック。

ミドルやハイキックに比べてモーションが小さいため、掴みやタックルが認められる総合格闘技においても有効的な打撃といえます。

キックボクシングでは蹴撃力を生かすために重心を高くし足を棒状にして蹴り込むのに対し、総合格闘技では膝を曲げて相手の太ももに引っ掛けるように蹴る方法がよく用いられます。これは競技の性質上足をキャッチされてグラウンドに持ち込まれるのを防ぐためです。

この他にも相手の内ももを蹴るインローや奥足を蹴る方法もあります。これはディフェンス技術が長けていない相手にはローキック一発で大ダメージを与えることもできます。

 

  1. 基本の構え
  2. 斜め前に軸足を踏み込む(べったり地面を踏みしめて)
  3. 踏み込んだ勢いで、斜め前方に体重を落とすようにして相手の太ももを蹴る(蹴る部分の奥側まで蹴るイメージ)
  4. 蹴った後はすぐに引くことを意識する事で相手にキャッチされにくく、スナップの効いた
    蹴りになる

ミドルキック

ミドルキックは総合格闘技ではあまり有効なキックとは言えません。

なぜならローキックやハイキックに比べて相手に足をキャッチされる可能性が高いから。しかし打撃が主体のミルコ・クロコップのようなストライカーにとっては大きな武器にもなります。

ミドルで相手のガードを下げさせることで、その後のハイキックがヒットしやすくなります。

ムエタイ選手のように一撃でKOできる破壊力があれば、もはやキャッチされる事を恐れる必要もないでしょう。

右ミドル

 

左ミドル

  1. 基本の構え
  2. 斜め前に軸足を踏みこむと同時に蹴る足側の腕を顔の前にくるように構える
  3. 腰から回転させて→太もも→膝→脛へ勢いを連動させて相手の脇腹を蹴り込む
  4. 蹴るときに軸足の踵を返すと同時に構えた腕を横に振る(振った腕は相手に向けておく事で反撃を受けにくくなる)
  5. 蹴った後は直ぐに構えに戻す

ハイキック

一撃でKOを狙えるハイキック。

実はハイキックのほうがミドルキックに比べて相手に足をキャッチされにくいうえ、防御する方は両腕でブロックするかバックステップやスウェーでかわす為、防御一辺倒になり反撃されにくい。

ただ相手が体を沈めてキックをかわされると、タックルでテイクダウンを奪われてしまうので乱用は禁物です。

  1. 基本の構え
  2. 斜め前に軸足を踏みこむと同時に蹴る足側の腕を顔の前にくるように構える
  3. 腰から回転させて→太もも→膝→脛へ勢いを連動させて相手の頭を狙って蹴り込む
  4. 蹴るときに軸足の踵を返すと同時に構えた腕を横に振る(振った腕は相手に向けておく事で反撃を受けにくくなる)
  5. 蹴った後は直ぐに構えに戻す

まとめ

どうしても総合の場合、タックルに対応しなくてはならないので重心が下がるためキックが出しにくい、つまりタックルとキックは相性が悪くなります。

しかし最近は空手や柔道のように腰を落とした構え(自護体)のキックとタックルへの対応を両立したファイターだったり、タックルを切る、かわす技術が高いストライカーも多く見られます。

相性はあると思いますが自分に合うスタイルを見つけてキックを有効に使ってみましょう。


スポンサードリンク

検索

スポンサードリンク

検索

-MMA, ブログ

Copyright© 赤インク.jp , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.